今朝は午前4時にアラームをセットするも、(絶対に寝過ごしはいけない)という強迫観念からか、午前3時に目が覚めました。
午前7時45分のフライトなので、念のために午前6時には空港に到着したい、と思ったのですが、昨日、ネットで調べてみたら、乗ろうと思っていた地下鉄の始発は午前5時半過ぎ。
昨晩、ホテルのフロントに聞いてみたら、「シンタグマ広場から、X95のバスに乗ると良い」と教えてくれました。
シンタグマ広場はアテネの中心地ですが、ホテルから1.5キロくらいなので、そこまでは歩くことに。
午前4時40分のバスに乗ることを目指して、ダメなら次の午前4時55分も選択肢に。
午前4時15分過ぎにホテルを出て歩きましたが、大通りは街灯があって明るくて助かりました。
早い時間なのでチケットが買えるか心配だったのですが、午前4時半過ぎにバスの乗り場についたら、ちゃんとスタッフの人がいて買うことができました・・・現金のみですが5.5ユーロ。
アテネに到着した時に乗った地下鉄は9ユーロでしたから、空港バスの方が安いですね。
午前4時40分のバスに乗れましたが、2両の連結バスは乗客でいっぱい・・・途中乗車の人もいて、何人かは立ったまま。
朝の早い時間で渋滞もなく、午前5時30分過ぎにはアテネ国際空港に到着。
チェックインも朝が早いから待たされるかも・・・と思いましたが、ちゃんとカウンターが開いていたのでチェックインを済ませ、出国の手続き。
順調に進んで、午前6時前には手続きが完了したため、プライオリティパスを使ってラウンジで朝食。
世界一周航空券はビジネスクラスで予約していますが、個別に予約した航空券はすべてエコノミーなので、ラウンジはプライオリティパスがないと使えません。
↑ 残念ながら野菜がなかったので、こんな感じの朝食
ちなみに、楽天プレミアムカードをプライオリティパスのために持っているのですが、先日、カード特典の変更が発表されたみたいですね。
プライオリティパスに限っていえば、これまで年間の利用制限はありませんでしたが、今後は年間5回までの利用となるようです。
年会費1万1千円でプライオリティパスが利用制限なし、という条件は、プライオリティパスの年会費を考えれば、破格、でした。
年間でどれくらい海外に行くか、で判断が変わってきますね。
↑ 飛行機はプロペラ機でした
午前9時半過ぎに、ブルガリアのソフィア国際空港に到着。
以前にブログでも書きましたが、もともとの計画はイスタンブールから10時間ほどかけて寝台列車でソフィアに入り、再び寝台列車でイスタンブールまで戻る、というもの。
ただし、ベルギーでの体調悪化を受けて、2日連続の寝台列車を避け、アテネから飛行機で往復することに。
なぜそこまでブルガリアに拘るか・・・
これもブログで書いたことがありますが、私は小学校4年から6年まで関市少年少女合奏団に入って、フルートを吹いていました。
↑ 真ん中で寝癖の頭で吹いてますね(笑)・・・同級生のWさん、この中に写っているのかな?
そのとき、ブルガリアの少年少女合唱団が関市に来て、文化会館大ホールでコンサートがありました。
関市の少年少女合奏団も演奏をしましたし、コンサートの前か後か忘れましたが、中池の少年自然の家(当時)で交流会があったことも覚えています。
私にとって、小学校時代に海外と交流したのは、このブルガリア少年少女合唱団だけですので、(ブルガリアがどこにあるのかもよく分からないけど、いつか行ってみたいなぁ)と思ってきました。
・・・とはいえ、なかなかブルガリアを訪問する機会はなく。
今回、世界一周の旅に出るにあたって、たとえ短時間でもブルガリアには立ち寄りたい、と決めていました。
ブルガリアはEU加盟国ですが、シェンゲン協定は締結しておらず、また、ユーロではなく独自通貨レフが使われています。
したがって、入国審査はちゃんとありました。
手続きを終えてから、まずは鬼門である現地通貨の引き出し。
ATMで20レフ(約1,670円)を引き出そうとしたら、手数料が7.4レフ(約620円)だったのでキャンセル。
両替窓口で15USドル(約2,260円)を両替したら25レフに。単純に計算すると、手数料を170円くらい取られたくらいになるので、こちらの方が圧倒的にレートがいいですね。
今回の世界一周の旅に出るまで、現地通貨はクレジットカードのキャッシングが一番便利でレートも良い・・・と信じてきましたが、各国でキャッシングや国際デビッドカードを使ってみると、あまりにも手数料が高くてビックリ。
一定程度の現金を下ろせば、手数料の占める割合も小さくなるのでしょうが、クレジットカードが使える店鋪等は多いので、そこまでの現金はどの国も要らないですね。
現金でUSドル(もしくはユーロ)を持ってきて、USドルから現地通貨に両替するのが今は一番良いのかもしれません。
ちなみに、日本円は対ユーロでどんどん円安に振れていますので、昨日くらいから現金で持ってきたユーロを使い始めています。
万が一のために、現金でUSドル・ユーロ・日本円を持ってきていますが、残りの旅の日数を考えながら使っていきます。
さて、前置きやら脱線やらが長くなりましたが、ソフィア国際空港についてから地下鉄で中心地へ。
ちなみに、地下鉄のチケットは券売機で購入しますが、現金オンリーでした。
↑ 国際空港とはいえ、小じんまりと言っても良い空港ですし、地下鉄の駅も静かです
ガイドブックは「地球の歩き方 19〜20」を参照にしたのですが、地下鉄はM1とM2しか掲載されていませんが、今日、空港から乗ったのはM4。
この4〜5年の間に、地下鉄が2路線も増えたんですね。
空港から30分ほどで、中心地であるセルティカに到着。
空港で飛行機を降りたときから、風の冷たさにビックリ・・・アテネでは日中、半袖で過ごすことができたのですが、ソフィアではウィンドブレーカーを着ました。
アテネが観光客で賑やかだったこともあり、ソフィアの印象はとても静かな街。
車ももちろん走っていますが、走っている交通量自体が少ないですね。
また、私も含めて観光客の姿はないわけではありませんが、チラホラ、というか・・・まぁ、アテネと比べるから余計にそう感じるんでしょうね。
↑ バーニャ・バシ・ジャーミヤ・・・天才建築家のミマール・シナンの設計
↑ イスタンブール以来、モスクを見ると内部の装飾を観たくなります
↑ モスクの横にある中央浴場・・・オスマン帝国時代の建物だそうです
↑ セルティカ周辺は遺跡も公開されています
↑ 聖ペトカ地下教会・・・オスマン帝国時代の14世紀の建築
↑ 聖ネデリャ教会・・・ブルガリア正教会の教会
↑ 教会内部も美しかったです
↑ 聖ニコライ・ロシア教会・・・ロシアとブルガリアは東方正教会ながら、それぞれ宗派が違うため、ロシア正教会の教会として建設されたそうです
↑ 聖ソフィア教会・・・首都ソフィアの名前の由来となった教会
ちょうどお亡くなりになられた方のお葬式が執り行われていました。
↑ アレクサンダル・ネフスキー寺院・・・ブルガリアのみならず、バルカン半島を代表する教会
これまで写真を載せてきた教会・モスク等は、すべて歩いてまわることができ、セルディカ周辺にあります。
↑ 昼食はポテトフライ・・・中南米であれだけジャガイモ攻撃にあったというのに(笑)
上にも書いた通り、風が冷たくてとにかく温かいものを食べたかったので。
ジャガイモ揚げたて、です。
また、知りませんでしたが、ブルガリアはワインも有名なんですね、特に赤ワインが。
↑ 試しに白ワインも飲んでみました
いやぁ、ワインにまったく詳しくないので、「ブルガリアはワインが有名」とバイアスがかかると、無条件で美味しく感じます(笑)。
駆け足のソフィア観光を終えて、再び地下鉄でソフィア国際空港へ。
出国審査の際、係員から「たった3時間の滞在か」と聞かれたので、「2か月間の世界一周の旅の途中で、多くの国を訪問している」と。
確かに滞在時間は短いので、関心を持つのは分かるのですが、冗談抜きで5回くらい同じことを聞いてきたので、よっぽど高校時代の英語で習った、
It is none of your business.(余計なお世話だわ)
を口に出そうと思いましたが、何とか思いと留まりました(苦笑)。
上にも書いた通り、とにもかくにもブルガリアの地に足を踏み入れること自体が目的なので。
ソフィア国際空港でも、プライオリティパスを使ってラウンジで時間調整。
↑ 昼食のポテトのみのアンバランスを整えるべく、サラダとスープをば
↑ 日本人からすると、ブルガリアといえばヨーグルト・・・空港でヨーグルト飲料を購入
日本の方が美味しい(ボソッ)
でも、本場ブルガリアで飲んだことに価値があります・・・多分。
午後3時過ぎのフライトでソフィアからアテネへ。
アテネ国際空港からは、再び空港バスに乗ってシンタグマ広場まで。
帰りは1時間10分ほどかかりました。
シンタグマ広場から、徒歩にてホテルまで帰り、昨晩、行き方を教えてくれたフロントのお兄さんにお礼を伝え、洗濯をして、シャワーを浴びて、ブログ書き。
現在、午後10時過ぎ・・・朝が早かったので、早めに寝ます。