「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

11月20日のブログ「原始キリスト教のコプト博物館、カイロからカイロからアスワンへ移動」

今朝は午前6時半に起床。

 

午前7時半から、昨日に続いてホテルにて朝食。

 

昨晩、Uberを午前8時35分に予約していたのですが、やたらとメッセージを送ってきて、午前8時20分にはホテル前に待機している、との連絡。

 

こちらも準備を早めて、午前8時25分にホテルを出て、Uberにてコプト博物館へ。

 

コプトとはカイロに残る原始キリスト教の一派・・・コプト博物館はガイドブックにも載っていて、同級生のHさんからも「なかなか良かった」という感想ももらっていたのですが、昨晩まであまりピンと来ず。

 

昨晩、ふと何年か前に読んだ本を思い出し、(そうか、コプト教はどこかで聞き覚えがあると思ったら、「失われた宗教を生きる人々」で取り上げられていた宗教か)と突然に繋がりました。

 

 

本を読むことは、実用的な知識がすぐに身に付く場合もありますし、今回のように直接はすぐに関係がなくても、いつかどこかで繋がることがありますね。

 

博物館のある敷地の入り口には、警察官が2名も立っていて警戒体制にあったのですが、イスラム教国家のエジプトでコプト教徒は信者も少なく、異端視されている表れでしょうか。

 

ちなみに、アルコールを扱うお店を経営しているのはイスラム教徒ではなく、コプト教徒らしく、まれにお店への襲撃事件が起きることもあるそうです。

 


↑ こちらがコプト博物館の入り口

 

博物館では、エジプト国内から集められたコプト教のイコン・フレスコ画・彫刻等が展示されています。

 


朝イチで入館したこともありますが、他の観光客は博物館には入らず、周辺の教会等を見学するため、ほぼほぼ館内はひとりでした。

 

3世紀・4世紀のころの展示品が「原始キリスト教」という意味で興味深いものでした。

 

一方で、16世紀や17世紀の宗教画等が、素人が失礼なことを書くようですが、かなり時代が過ぎたのにそこまで美術的に技巧が凝らされているように見えず、海の向こう側のルネサンスなどの影響は受けなかったのかな、と感じました。

 

博物館を出て、周辺のオールドカイロのコプト教の教会等を見学。

 


↑ ピザンチン帝国時代の遺跡である「ローマの塔」

 

固まっているので、それほど歩かずに幾つかの教会等を見ることができます。

 


↑ 聖ジョージ教会・・・こちらはコプト教ではなくギリシア正教の教会として建てられたもの

 


↑ 聖バルバラ教会・・・エジプト最大規模のコプト教会

 

教会等は無料で入ることができるのですが、内部の写真・ビデオは撮影禁止のところがほとんどなのが残念でした。

 


↑ この通路の両側には本がズラリと並べてありました

 

コプト博物館からカイロ国際空港までの移動もUberを予約していたのですが、こちらも予約した時間の15分も前からやたらとメッセージが届き・・・予約するとこういうことになるんですかね。

 

予定より早くUberに乗り、カイロ国際空港へ。

 

明日、アブシンベル神殿のツアーに参加するため、午後の便でアスワン空港へ。

 

行きはエアカイロのフライトを予約していたのですが、ドライバーから「ターミナルは1か、2か、3か?」と聞かれて、電子チケットを確認するも記載なし。

 

「エアカイロ」と伝えても通じなかったので、(どうせ国内線だからエジプト航空も一緒のターミナルだろう)と考えて、「エジプト航空でアスワンに行く」と伝えたら、「それならターミナル3だ」と。

 

いざターミナル3に入って、チェックインをしようとしても、電子掲示板に並んでいいるのはエジプト航空のフライトのみ。

 

空港スタッフの人に確認したら、エアカイロはターミナル1だそうで。

 

結果的に、Uberのドライバーが早く来てくれて、時間に余裕があって助かりました。

 

空港シャトルバスの表示があるところで待っていたのですが、どうも関係なさそうなツアー会社の表示があるバスが停まったので、ドライバーに「空港バス?」と聞いたら、斜め前方を指差し「ブルー」と。

 

そちらを見ると、青い看板があったので、おそらくそちらだろうと。

 

わざわざ空港シャトルバスの表示と、違うところに乗降場所をつくる意味がわかりません(苦笑)。

 

そこで待っていたらシャトルバスがやってきたので乗り込み、(これで安心)と思ったら、まもなく空港敷地内のバスターミナルに入って、ドライバーから「ここで降りろ」と。

 

イスタンブールのデジャヴ(笑)。

 

「ターミナル1」と伝えたら、前に停まっているバスを指差されたのでバスを乗り換え・・・空港内のシャトルバスで乗り換えするのは初めて(苦笑)。

 

なんやかんやありながら、何とかターミナル1に到着。

 

荷物検査を通ろうと並んでいたら、どうも違うところにいたようで、係員から「アスワン行きは向こうだ」と言われ・・・しかも2回も。

 

やっとそれらしいところに辿り着いて、バッグを置いて通ろうとしたら、係員が何か話してきたので、そちらを見たら指をスリスリさせて(お金くれ)と。

 

笑顔で無視して通り過ぎました。

 

午後12時半発のフライトでしたが、出発が遅れてアスワン国際空港に到着したのは予定より50分ほど遅れた午後2時40分くらい。

 

空港ATMでエジプトポンドを引き出して、空港の外へ。

 

アスワンではUberが使えないので、タクシーのドライバーとの交渉。

 

カモがやってきたとばかりに、次から次へと近寄ってきますが、最初のドライバーはホテル名を伝えたら、「35USドル」といきなりとんでもないふっかけ。

 

ちなみに、カイロで同じ距離でUberなら200エジプトポンド(約1,000円)もかかりません。

 

ワタクシ、英語は話せませんが、瞬間的に「Are you crazy?」と口に出しそうになりました。

 

実際に伝えたのは、「You speak joking, right?」でしたが。

 

その後も、一番安いので800エジプトポンドの他、「15USドル、これが最終価格だ」という、やはりクレイジーなドライバーとか、「空港敷地内にタクシーが入るのに100エジプトポンドかかる。Do you understand?」とか、即座に(そんなタワケた話、理解できねーよ)と口に出したくなるのですが、失笑するしかないですね。

 

実は空港からホテルまでは11キロ・・・昨晩、空港からの移動を調べていて、(歩こうと思えばイケるな)とは思ってました。

 

客引きのドライバー達も(どうせタクシーに乗らざるをえないだろう)と舐めてかかってきているので、51歳のオッサン、(舐めんなよ)と11キロを歩くことに。

 

先日もギリシャのエギナ島で往復24キロ歩いたばっかりですしね(笑)。

 

カイロのように車が多ければ歩けませんが、アスワンは車も少ないので、道路に歩くスペースは十分にあります。

 


↑ 道路から見える光景・・・ホントに殺風景です

 

途中、警察に何度か遭遇したので、(止められるかな)と思いましたが、何も言われませんでした。

 

基本は歩きですが、途中でジョグも入れながら・・・ギリシャと同じくらいカラリと乾燥しているので、汗をかいてもすぐに乾きます。

 


www.youtube.com

 

かなりホテルに近づいたところで、今度は警察ではなく軍の車の検問が。

 

歩いて横を通り抜けようとしたら、「ここは車でしか通れない」と兵士に止められました。

 

「この先に泊まるホテルがあるから、向こうに渡りたい」と伝えたら、3人くらいの兵士が集まってきたのですが、Googleマップをよくよく見たら、私が道を間違えていて、橋を渡る必要がなかったので一件落着。

 

後で確認したら、私が渡ろうとしていたのは、「アスワン・ロウ・ダム」でした・・・それは軍からも制止されますね。

 


↑ 奥に写っているのがアスワン・ロウ・ダム

 

午後3時くらいに空港を出たのですが、午後4時半には宿泊予定のホテルに到着。

 

いやぁ、面白かったです(笑)。

 

正直、カイロの街を歩いていても、あまり楽しさを感じないのですが、今日のアスワン空港から何もない砂漠の中の道路を歩いた時間の方が心が満たされる感じ。

 

大学時代に所属していたサークルの夏合宿・・・徒歩合宿の血が、まだ色濃く残っているんでしょうね(笑)。

 

明日のアブシンベル神殿のツアーですが、最初に申し込んだツアー会社から、アプリ「WhatsApp」に連絡する、というメールが来ました。

 

私は「WhatsApp」を使えないので、「メールで連絡してほしい」と返信するもナシのつぶて。

 

数日前、再び同様のメールを送るも、最初と同じメッセージを送ってくるだけ。

 

昨日、「これまで2回送ったメールを読んでいるのか?アプリは使えないから、メールで送ってほしい。このメールを理解することを期待している」と送ったら、ホテルに到着した後、やっと必要事項等を送ってきました。

 

結局、これまで2回送ったメールは読まずに適当に対応してたんでしょうね。

 

ホテルのフロントにもお願いして、電話で催促をしてもらったので、それも後押しになったはずです。

 

何はともあれ、明日の午前4時15分にホテルでピックアップしてもらうことが確認できました。

 

フロントのお姉さんは親身になって動いてくれたので、お礼も兼ねてホテルのレストランで食事。

 

エジプト料理のチキンのタジン鍋を注文・・・写真を撮ったつもりがブレブレで写っていませんでした(苦笑)。

 

でも、美味しかったです。

 


↑ ビールもあったので、我慢できずに飲んでしまいました・・・休肝日は1日で終了

 

上にも書いた通り、明日は午前3時半には起きるつもりなので、今晩は早めに寝ます。