「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

エジプト雑感

11月18日からのエジプトでの滞在を終え、午後のフライトで次の目的地であるアラブ首長国連邦UAE)のドバイに向かいます。

 

これまでの世界一周の旅でエジプトも含めて20か国近くを訪問してきましたが、到着初日から(早く出国したいな)という考えがよぎったのはエジプトが初めて(苦笑)。

 

初日に空港に到着してUberを呼んでも、途中でキャンセルされたり、待機位置を指定しているのに、そこに来なかったり。

 

やっとUberに乗ったら、とにかくクラクションをこれまでもか、とすべての車が鳴らしまくり。

 

ホテル近くに到着しても、肝心のホテルの場所がまったく分からず。

 

ホテルは7階なのに、道路から響いてくるけたたましいクラクションで、夜は眠れず。

 

やっと眠れたかと思ったら、午前4時過ぎにクルアーンで起こされ。

 

翌日のピラミッドツアーでは、前日までピックアップ時間も分からず、当日に来たドライバーは売り込みまくり、ガイドも平気で嘘をつくけど、チップだけは要求する。

 

アスワンに行けば、すべてのタクシードライバーが値段をふっかけまくり。

 

ただし、頭の中では(こういう思いが浮かんでくるのは、自分が日本で当たり前と考えている基準で、政治体制も国民性も歴史もまったく異なるエジプトを見ているからだな)と、理解はしていました。

 

・・・ただし、分かっていても腹立つ、という(笑)。

 

でも、日が経つにつれて、徐々にクラクションにも慣れ始め(うるさいはうるさいですが)、カイロの街にも少しずつ順応してきた感じも。

 

上で文句ばかり書きましたが、一方、ホテルのスタッフはフレンドリーで、カイロでもアスワンでもツアーのピックアップ時間の確認を協力してくれました。

 

ホテルが分からなかったとき、こちらから頼まなくても声をかけてくれて、ホテルを教えてくれた人もいましたし、空港で何回か迷ったときもやはり道を教えてもらいました。

 

こう振り返ると、多くのエジプトの人に助けてもらったな、と思います。

 

出国するためカイロ国際空港に向かう途中、当初の(早く出国したい)という思いは遠くなったように感じました。

 

ギザの三大ピラミッド・アブシンベル神殿・エジプト考古学博物館は、子どもの頃からテレビや写真で見てきたものばかりですので、実際に現地に足を運んで、自分の目で観れたことはやはり喜びでした。

 

時間の単位として、3,000年前・4,500年前という数字が当たり前のように出てきますが、改めて当時と比べて今の私たちは、どこまで変わったんだろう、と思います。

 

古代エジプトの国力というか、世界有数の文明が栄えていたことを肌で感じました。

 

同時に、ギリシャでも同じことを考えたのですが、(エジプトもギリシャも世界に冠たる文明があったけど、それに比べて今は・・・)という思いも浮かんできます。

 

長い歴史の流れの中で、栄枯盛衰というか、盛者必衰というか、「世の中の理」に想いを馳せざるをえません。

 


↑ 今回の旅では、自分自身の写真を撮ることはほぼありません・・・が、ピラミッドツアーでガイドから何度も促されたので、珍しく自分の写真