「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

10月6日のブログ「古い街並みが残るタスコへ、メキシコシティの大平正芳公園」

今朝は午前6時45分にホテルを出て、昨夕、バスのチケットを購入した南バスターミナルへ。

 
昨日、事前に行っていると、気持ちがかなり楽ですね。チケットが買えるかどうか、心配する必要もありませんし。
 
今日は上之保のYさんからお薦めされた、メキシコシティからバスで南へ3時間ほどのタスコへ。
 
実質的なメキシコでの最終日なので、昨日は観れなかったタマヨ美術館等をメキシコシティで巡るか、タスコに行くか、少し迷ったのですが、教えてもらわなかったら、恐らく行くことはなかったタスコを選択。
 
ちなみに、バス代は往復で約5千円強です。


↑ 昨日、バスのチケットを購入したカウンター

 


メキシコシティの公共トイレは、5〜7メキシコペソを払って利用するところが多いです・・・バスターミナルは7ペソでした

午前8時5分発のバスでしたが、午前8時ごろにタスコ行のバスが到着したので乗り込み。
 
昨日のバスより豪華で、USBポートも各座席にありますし、リクライニング・オットーもあります。
 
また、乗車時にサービスとして、飲み物とスナックももらえました。
 


↑ 車内の雰囲気があまり伝わらないかもしれませんが

 
乗車率は30%ほどで、その意味でも落ち着けるので助かりました。
ただ、無呼吸症候群か・・・と心配するくらい、ずっと不規則なイビキを描いていた人がいましたが。
 
所要時間は3時間の予定でしたが、2時間40分弱で到着。
 
スペインのコロニアル調の街並みが残っている街として、最近、人気が上がっているそうです。
 

確かに美しい街並みを見ることができました・・・が、何よりも印象に残ったのは強烈な坂の連続。
 
ここまで急角度の坂道や階段は、なかなかお目にかかれません。
 


↑ この写真では坂道の傾斜が伝わらないと思いますが、とにかく強烈です

ワタクシ、歩くのも走るのも平坦な道ならば、長い距離でもさほど苦になりませんが上り坂は別。
 
いやぁ、ここまで身体に負荷がかかるとは思っていませんでした。
 
街全体を見下ろせるスポットが2つあり、当初は低い方のスポットを目指していたのですが、階段をヒーヒー登ってからマップを確認したら、当初の目的地から大きく外れて道を登っていることが判明。
 
折角なら・・・ということで、目的地を変更して高い方の見下ろせるスポットへ。
 
上に登るにつれて、マップでも現在地が反映しなくなってしまい、(本当にこの道であってるのかな・・・)と何度か不安になりましたが、何とか目的地に到着。
 
キリスト像がタスコの街を見下ろしています。

 
その後、今度は坂を下って中心地へ。
 
途中、もともとの目的地も無事に発見しました(笑)。
 

 
タスコのシンボルである教会等の内部も見学しましたが、タスコの街の魅力は街歩きそのものですね。
 


↑ 壮麗な祭壇を見ることができました

また、銀の産地であったので、銀細工が今でも盛んだそうです。
 
街中に店舗・露天問わず、多くのお店で銀製品を並べていました。私自身は興味がないので横目で見ただけですが、好きな方であれば、それだけでも半日は楽しめそうです。
 
帰りは午後2時5分のバスを予約していたので、午後1時過ぎに広場近くのお店に入って昼食。
 
いい加減にパンに何かを挟んだ系・・・の食事に飽きてきたので、この地域の料理であるポソーレを食べてみたくて。

ポソーレは、トウモロコシのスープがメインで、そこにアボガド・豚皮・鶏肉等を入れて食べるのが一般的なようです。
 
それと一緒に冷たいコロナビール・・・坂道を歩いた後なので、余計に身体に染み渡ります。
 
メキシコは高地で湿度も低いので、コロナビールのようなサッパリとしたビールがよく合います。
 
十分に食事も満喫して、帰りのバスの出発時刻も迫ってきているので、会計を済ませて市場でも覗いてバスターミナルへ・・・と考え、お勘定をお願い。
 
クレジットカードで払おうとしたら、
 
 「現金のみ」
 
と言われて、
 
 「えぇーっ!」
 
と(苦笑)。
 
昨日のタマヨ美術館の後ではないですが、残りのメキシコでは、とにかくクレジットカードだけで過ごそうと考え、「地球の歩き方」に掲載さていて、クレジットカード使用可と記載があったお店を選んで入りました。
 
学生時代、やっぱり「地球の歩き方」にはお世話になりましたが、海外を歩いていると、どの若い旅行者も必ず手には黄色い本を持っていたものです。
 
ただし、結構な割合で記載されている情報が間違っていたり、地図が実際と違っていたり・・・
 
当時、宿で一緒になった日本人同士では、
 
地球の歩き方」ではなくて、「地球の迷い方」だよね
 
というのが、笑い話としてよく交わされていました。
 
いやぁ、久しぶりに(「地球の迷い方」かよ!)と心の中でツッコミました(苦笑)。
 
とはいえ、目の前の現実には対応せざるをえず、また、Google先生の力を借りて、
 
 「両替できるところはあるか?」
 
 「ない」
 
 「日本円なら現金があるので、日本円で支払いたい」
 
 「できない、現金はメキシコペソか、アメリカドルのみ」
 
と店員と何度か繰り返すも埒が開かず、レジに座っていたボスみたいな人のところに行き、
 
 「現金は日本円しかないし、午後2時5分のバスでメキシコシティに帰らなければならない。とにかく日本円で支払わせて欲しい」
 
と最後は両手を揃えて拝み倒し。
 
バスの出発時間が迫っていることと、拝み倒しが効いたようで、
 
 「しょうがない。(スマホで計算をして)日本円で1,100円」
 
ちなみに、料理代金は110メキシコペソなので、単純に為替レートで計算すると900円強。
 
ただし、お店の方は本来は必要ない日本円をもらって、かつ、両替する手間暇と手数料を考えれば、まだ良心的とも言える価格。
 
千円札を支払い、100円硬貨は持っていなかったので、唯一、残っていた20メキシコペソ紙幣を支払い。
 
20メキシコペソは約160円ですから、料理代は支払ったことに。
 
兎にも角にも、
 
 「グラシアス!グラシアス!」
 
とお礼を伝えてお店の外へ。
 
とても市場に立ち寄る時間はなかったので、一直線にバスターミナルへ。
 
何とか10分前にターミナルに到着できて、ホッと一安心。
 
予定時刻の通り、午後2時5分にタスコからメキシコシティ行きのバスが出発。
 
 
いやぁ、ここ数日間の反省としては、現地通貨は多少の余裕をみて一定額以上は、手持ちしていた方が良い、ということ。
 
また、万が一のためには、現金はUSドルを所有しておくこと、も気をつけます。
 
日本から、現金として日本円・USドル・ユーロを、それぞれ約5万円を万が一のための予備金という意味も兼ねて持ってきています。
 
リスクを分散させるため、ホテルに置いておくリュックにUSドルとユーロ、一緒に持ち歩くショルダーバッグに日本円を入れていたのですが、USドルもショルダーバッグに一部入れるようにします。
 
南バスターミナルには、3時間5分かかって午後5時10分に無事に到着。
 
バスターミナルの近くに大平正芳・元総理にちなんだ大平正芳公園があったので、地下鉄を一駅だけ乗って立ち寄り。
 
ガイドブックに載っていて興味はあったものの、なかなか足が伸ばせず諦めていたのですが、たまたま地図を見ていたら、すぐ近くだと気づいたので。
 


↑ 日本風の庭園があります・・・カップルや家族連れの方が結構いらっしゃいました

 

日本からの移民の慰霊碑が公園内にあるのでは、と調べたのですが、現地では見つけられず。

心の中で先人の皆さんに首を垂れてきました。

 

再び地下鉄に乗り、アリーナメキシコへ。

 

・・・が、この地下鉄がこれまでで最も混雑して、乗り換え駅で降りようとしても、乗車する側が構わず乗ってくるので、なかなか出れず。

 

ドアが閉まりかけたのを、手で無理矢理ストップさせて、ギリギリ降車・・・観光客の私だけでなく、隣のメキシコ人のおじさんも一緒に苦しんでいたので、ピーク時の地下鉄は日本の通勤ラッシュと同じくらい・・・あるいは、日本の場合は乗車するのは、降車する人が終わってから・・・というマナーがありますので、メキシコの方がキツイかも。

 

先日、朝にジョギングをしていた際、ふと周りを見たら「ARENA MÉXICO」という表示が。

 

プロレスのルチャリブレ等が開始されるアリーナが、ホテルから徒歩5分のところにありました。

 

ルチャリブレは、火曜日と金曜日の夜に開催・・・ということで、ホテルに戻る前にアリーナに立ち寄り、ルチャリブレのチケットを購入。

 

ダフ屋を振り切り、窓口で購入しましたが、英語が通じる人で助かりました。

 

メキシコ最後の夜は、ルチャリブレで締めたい、と思います。