「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

12月1日のブログ「デリーのジャーマー・マスジッド&フマユーン廟へ、インドは最後までインド」

明日のフライトで日本に帰るため,今日も含めて2か月間の世界一周の一人旅の締めくくり。

 

とにかく今日・明日は心穏やかに過ごして,旅を終えよう,と考えていました。

 

今までホテルにはお金をかけてこなかったのですが,最終日くらいは良いところに泊まろうと思い,空港近くのホテルを予約。

 

チェーンホテルではあるのですが,ジムもあったので,夕方早めにチェックインをして,ジムで10キロを走り,ホテル内のレストランで少し贅沢な食事をして,アルコールを飲もう・・・というプラン。

 

ホテルで朝食をとり,リュックを預かってもらい赤い城(レッド・フォート)へ。

 

Uberを呼び出そうとするも、ネットに繋がらず。

 

・・・が、ホテルで事前に料金の目安は80ルピーとUberアプリで見ていたので,声をかけられた相手と,試しに値段を交渉してみると100ルピーで交渉成立。

 

Uberはマッチングしなくても,おおよその相場が分かるので参考になります。

 

この場合,最初は相手が200ルピー・150ルピーと言ってきても相手にすることなく,(100までなら許容範囲かな)と思っていたところでこちらもオーケー。

 

ただ、声をかけてきたのがドライバーかと思ったら,ドライバーは別にいて,なぜか声をかけてきた人物も私の隣に。

 

(???)だったのですが,少し会話をしている中で,私はすでにアグラ・ジャイプールを訪問したと伝えているのに,チケットやホテルの話をしてきて,挙句に「ツーリストインフォメーションセンターへ」とか言い出し・・・それ,数日前に聞いた(苦笑)。

 

挙句,やたらとリキシャもユックリと走っているので,あえて大声でドライバーに対して,「Hey! Just go to the red fort quickly!」と叫んだら,声をかけてきた人物は諦めたようで下車。

 

降りる際,「彼に150ルピーを払え」と言ったので,(ふざけんな!)と,その人物を押しのけて私も下車。

 

そのままスタスタと歩いて行ったら,しばらくしてドライバーは「OK 100ルピー」と来ましたが無視。

 

まったく、心穏やか、じゃない(苦笑)。

 

幸いにして,ネット環境が復活したので,改めてUberを呼んで赤い城(レッド・フォート)へ。

 

行ってみたら、正門らしきところは工事中なのか全面的に封鎖。

 

しばらく周囲を歩いてみるも、やたらと敷地は広く、かつ、入口も分からないので、中に入るのは断念。

 


↑ 分かりづらいですが、奥の方に写ってます・・・デリーは大気汚染のせいか、空も空気も濁ってみえますね

 

そこから、徒歩でジャーマー・マスジッドへ。

 


↑ インド最大級のモスク・・・とのことですが、イスタンブール等で素晴らしいモスクをいくつも見てきたので、(まぁ、こんなものかな)と思ってしまいますね

 


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ただし、観光客がほとんどでしたが、モスクの中にはクルアーンを唱えていたり、熱心に拝んでいたりする人の姿が見られたので、ヒンドゥー教がメインのインドでも、しっかりと信者がいるんだな、ということの方が印象に残りました。

 

その後、再びUberを呼んで、世界遺産のフマユーン廟へ。

 

アグラのタージマハルの原型となったそうです。

 

 

しかし、ネットとスマホが当たり前となって、昔の観光と変わったなぁ、と思うのは、老若男女すべて、写真撮影に時間をかけるようになったことですね。

 

国籍を問わず、みな自分がモデルにもなったかのようにポーズをとって、何枚も写真を撮る人が多いですよね。

 


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その後、Uberでホテルまで戻り、預けていたリュックを受け取り。

 

再びUberを呼んで、今日、宿泊予定のホテルから近いモールへ。

 



この2か月間、冗談抜きでモノとしては、何ひとつとして買っていません。

 

以前もブログに書いた通り、とにかくモノではなくコトにお金をかけるつもりでした。

 

ただし、明日、日本に帰国するにあたって、最低限のお土産の一部を購入するため。

 

何度も書いている通り、自分自身、物欲があまりないので、お土産を買う行為自体がものすごく精神的に負担になります(苦笑)。

 

いつもお土産を買うときは、食べたり飲んだりして無くなるものを選びます。

 

何が言いたいか、というと、とにかく私に土産は期待しないでください(笑)。

 

最低限のモノを購入して、いよいよ、世界一周の最後の夜を過ごすホテルへ。

 

インドでありながら、宿泊費は約2万円・・・私からすれば大盤振る舞い。

 

チェックインをして、ジムで10キロのジョグをして、洗濯をして、シャワーを浴びて、ホテルのレストランで料理とアルコール・・・と期待いっぱいでチェックインをしようとしたら、

 

 「ビザの有効期限が書いていないので、チェックインはできない」

 

と。

 

これまでも、ジャイプール・アグラ・ニューデリーのホテルで同じ指摘をされてきたのですが、「でも、それは私のミスではなく、入国審査の責任だ」と伝えて、チェックインはできました。

 

ただ、今回はホテルのランクを上げたが故に、「ビザの有効期限がないとチェックインはできない。空港に行って、有効期限を記入してもらってほしい」とフロントから依頼。

 

一応は憤慨した体で、「これは私のミスではなく、インドの入国審査のミスだ!」と伝えたら、空港まではホテルの車を出してもらえることに。

 

まったく、心穏やかじゃありません(笑)。

 

ホテルの車で空港まで連れて行ってもらい、空港ゲート入り口の警察に事情を説明して、ビザの有効期限を記入してもらいたい旨を説明。

 

ここに行け、あそこに行け・・・と3回くらい、たらい回しにされたところで、「You go there」と言われたところで、またまた意識的にキレたふり。

 

「だれもが、あそこへ行け、あそこへ行け、と言うけど、これで4回目だ!ビザの有効期限が書いてないのは私のミスではなくて、インドの入国審査のミスだ!」と叫び。

 

ここから真剣に聞いてもらえ、5名ほどの警官が入れ替わり立ち替わり。

 

私のパスポートを渡して、警官が空港内部に入ったので、おそらく警官としてもインドの入国審査のミスなので、なんとかしてやろう、ということだったと思いますが、結果としては、入国審査のトラブルは本人しか対応できないし、空港内に入ることができるのは、当日の航空券を持っている人のみ・・・という結論。

 

すなわち、明日の航空券しか持っていない私は空港内に入れないし、従って、ビザの有効期限の未記載も空港に入れない以上、対応は不可能ということ。

 

空港の警官も5名ほどが対応してくれましたが、不可能、という結論が出た以上、私としてもここまで。

 

ホテルに戻って、結論を伝えましたが、チェックインはできない、ということなので、このホテルをキャンセルして、今日、チェックアウトをしたホテルを再び予約(笑)。

 

いやぁ、もともとは夕方にチェックインをして、10キロのジョグをして、洗濯とシャワーを終え、ホテルのレストランで食べ倒し、飲み倒す・・・つもりでしたが、結局、荷物を抱えてニューデリーへ。

 

宿泊を断られたホテルから、地下鉄でニューデリー駅まで行き、駅からは歩いて今朝チェックアウトしたホテルへ。

 

ニューデリー駅周辺の喧騒の中を歩きながら、(一体どこが心穏やかなんだ)と一人で笑えてきました(笑)。

 

 

昨日に続いて、ホテル近くの酒屋で缶ビール・・・確実に注文に慣れている自分がいます(笑)。

 

 

今回の世界一周でも大活躍してくれた100円ショップで購入したスリッパ。

 

旅の途中、右の鼻緒が取れてしまったのですが、自分で直してだましだまし使ってきましたが、ついに修復不可能に。

 

市長時代も含めて、公務出張・私的な海外旅行など、世界各国を一緒にまわりました。今回も含めると30か国は行っている、と思います。

 

インドのホテルのゴミ箱に入れるとき、(今までありがとう)と感謝を伝えました。

 

さて、明日こそは心穏やかに無事に出国できるかどうか・・・ビザの有効期限の未記載で、出国審査で何かが起きそうな気も(笑)。