昨晩は午前0時20分にホテルに戻ってから、洗濯をして、シャワーを浴びて、ビールを飲みつつブログを書いたのですがが、午前2時に眠くなってしまい途中でベッドへ。
今朝は午前7時に起きて、ブログ書きを再開。
午前8時過ぎにホテルで朝食をとり、午前8時45分にホテルを出て、イスタンブールのオトガル(バスターミナル)へ。
今日はイスタンブールからバスで3時間ほどのエディルネという街へ。
エディルネと聞いてもピンときませんが、元の名前のアドリアノーブルと聞くと、聞いたことがあると反応する人もいるのでは・・・私もそうです。
バスターミナルは、ヨーロッパ側とアジア側をはじめいくつかあるようですが、エディルネへはヨーロッパ側・アジア側どちらからも行くことができますが、エディルナはブルガリアとの国境に近いところですから、ヨーロッパ側のバスターミナルへ。
バスのチケットは、Oblletというトルコのサイトから検索をかけて予約しました。
往復ともに、トルコ最大手のMETROバスを選択。
午前10時のバスを予約したのですが、海外では何があるか分からないので、余裕を持って早めにホテルを出ました。
ホテル近くにマルマライと呼ばれるイスタンブールの東西を結ぶ路線があるのですが、早速、反対方向の電車に乗車してしまい(苦笑)。
ちなみに、昨晩、最終の電車にギリギリ間に合ったのが、このマルマライです。
次の駅で降りて、逆方向の電車に再び乗車。
2駅移動して、地下鉄に乗り換えてヨーロッパ側のオトガル(esenler otogan)へ。
トルコは世界有数のバス大国で、バスターミナルも大きい、とは聞いていましたが、実際に行ってみたら、想像以上の広さと大きさにビックリ。
オトガルの大きさを動画で撮ったのですが、これを見てもピンとこないですね・・・すみません。
一体、何社のバス会社がターミナルに入っているのか・・・歩いていると、私にも呼びかけの声がかかります。
今は私のようにネットでチケットを購入して、ターミナルに乗りにくる・・・という人が多いと思いますが、ネットがない時代、ターミナルはものすごく活気があったででしょうね。
乗り場がどこだか分からないので、看板で見つけたMETROバスの事務所で聞いたところ、エディルネ行きは115番と教えてもらったので115番へ。
午前9時半過ぎで、すでにバスが止まっていたので、(珍しくちゃんとした対応だな)と思いつつ、念のために「エディルネ?」と聞いてみたら、言下に
「NO!」
と。
隣のバスを顎で示したので、隣のスタッフに聞いてみたら、これもエディルネとは行き先が違うバス。
結局、出発時間の午前10時に到着したバスが、前面に「エディルネ」という看板が出ていました。
やっとのことで乗り込んだのですが、今度は座席番号が分からず。
自分の予約した席は27なのですが、通常は番号が書いてある荷物棚には何もなし。
たまたま、近くのシートに「24」というシールが貼ってあったのを見つけたので、そこから数えて自分の27のシートを確定。
細かなことなんですが、その細かなことが分かりづらい(苦笑)。
・・・が、後で気づいたのですが、座席のここに番号が書いてありました。
↑ ここには気づきませんでした(苦笑)
バスは15分遅れの午前10時15分に出発。
ドライバーの他に接客係というか、乗客サービス対応のスタッフの方も乗ってます。
最初は、トルコのハンドフレグランスを手にかけてくれ、その後は水を配ってもらえました。
USBポートはあるも充電はできず、Wi-Fiは飛んでおらず、トイレもない、というハズレのバスではありましたが。
行程を残り3分の1を残したあたりで、高速道路にあるPAのようなところでトイレ休憩。
予定の到着時刻は午後12時半でしたが、エディルネのバスターミナルに到着したのは午後1時過ぎ。
それも、結構な勢いの強い雨。
↑ エディルネのバスターミナル
「地球の歩き方」には、オトドルからセルヴィス(無料のバス)が中心地まで出ている、と記載があるも、そんな気配は一切なし。
同時に、路線バスでも中心地に行ける、と書いてあるので、路線バスの乗り場を探すも案内も何もなし。
地元の人が何人か待っている場所が、長距離バスの発着場と反対側にあったため、(ここかな)と見当をつけて待機。
ちなみに、イスタンブールのバスターミナルから、英語はほとんど通じません・・・もちろん、エディルネでも。
「3A」・「3B」のバスが中心地まで行く、と書いてあったので、そのバスを待っていたところ、何台か後に到着。
雨の中を歩いて、ドライバーに英語でバスチケットを買えるか、聞いたのですが、とにかく現金では乗れないようで、指差す方向にあるボックスでチケットを変え、というジェスチャー。
再び雨の中を走って、チケット売り場で購入しようとするも、バスは私を置いたまま発車・・・(待っててくれへんのかーい!)と(苦笑)。
20トルコリラでチケットを購入し、しばらく待った後のバスに乗車。
バスターミナルから中心地まで30分ほどかかる・・・と書いてありましたが、今日は土曜日のためか大型商業施設周辺が渋滞。
40分近くかかって、ようやく中心地に到着。
やはり雨が続いていたので、久しぶりに関市のゴミ袋の出番(笑)。
エディルネに来た最大の目的は、建築家ミマーリ・シナンの最高傑作といわれるセリミエ・ジャミィ。
イスタンブールのモスク(ジャミィ)をいくつか訪ねてみて、単純にモスクは美しい、と思うので、シナン自らが最高傑作と生前に話していたセリミエ・ジャミィを見てみたい、と。
↑ 生憎の雨でしたが、こちらがセリミエ・ジャミィ・・・世界遺産に認定されています
↑ しかし、残念ながらモスク内の大部分は工事中で、ほぼ観ることはできませんでした・・・まぁ、致し方ないですね
一部だけでも、観れたのは良かったです。
こちらも内部は撮影禁止でした。
↑ ウチュ・シェレフェリ・ジャミィ
左側のねじり模様のミナレットが特徴。
こちらのモスクは内部の撮影可でした。
モスクは大きな建物ですが、内部も細密に描かれていますね。
↑ 多くのレストラン等が並んでいて、大勢の人が歩いていました・・・写真には人はあまり写っていませんが
セリミエ・ジャミィの前には大型観光バスが停まってたり、バスを待つ団体客の人が大勢いたのですが、海外からの観光客というよりは、地元のトルコの人が観にきている印象があります・・・何となくの雰囲気ですが。
ありがたいことに、途中から雨は上がって青空も。
しかし、ずっと気がかりだったのは、帰りのバスのチケット。
中南米でもそうでしたが、カード方式で乗車する場合、ドライバーは現金では乗せてくれません。
上に書いた通り、エディルネも同じで、QRコード付のチケットを買わないと乗せてくれませんでした。
街中を歩きながら、どこかにチケットを買える場所があるはずなので探したのですが、それらしいところは見つからず。
観光案内所があったので、ラッキーと思うも、そのボックスは無人。
英語が通じないので、アルゼンチン以来、久しぶりにGoogle翻訳先生に登場してもらい、「オトガルまでのバスチケットはどこで買えますか?」というトルコ語の文章を見せて、バスの停留所にいた人に質問。
・・・が、地元の人はバスカードを持っているわけで、単発のチケットの買い方をご存知なく、首を横に振るばかり。
バス停を諦めて歩いていたら、近くにMETROバスのカウンターが。
ここでもトルコ語の文章を見せたら、一言、「マーケット」と教えてくれました。
雑貨店のようなお店を探して、再びトルコ語の文章を見せたら、レジの前の機械を指差して、「チケット」と言ってくれました。
その瞬間、私の顔はパーッと明るくなったと思います(笑)。
しかし、110円くらいのバスチケットを買うだけで、50を超えたオッサンが結構なホンキを出す、という。
帰りのバスチケットが買えたので、やっと安心して遅めの昼食。
↑ エディルネ名物はレバー揚げ・・・これが揚げたてて美味しくて、オカワリいけそうなくらいでした
短時間ながら、帰りの交通渋滞も心配なため、午後4時にバスに乗車。
このときも、しきりと掲示板の表示を気にする私を見ていたのか、停車したバスで合っているのかどうか、躊躇していた私に、座っていたおじいさんが、「オトガル」と声をかけてくれました。
ドライバーに、「オトガル?」と聞いたら、頷いてくれたので無事に乗車・・・おじいさん、ありがとう。
午後5時のイスタンブール行きのバスに乗車して、ほぼ予定通り、午後8時前に朝に出発したオトガルに到着。
ちなみに帰りのバスでは、お菓子とコーラが出てきました。
イスタンブール近郊の日帰りだったのですが、イスタンブールと比べて言葉の壁が大きいだけ、なかなか気疲れ(苦笑)する1日でした。
午後9時前にホテルに帰還。