「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

11月11日のブログ「イスタンブールから日帰りでエディルネへ、世界遺産のセリミエ・ジャミィ」

昨晩は午前0時20分にホテルに戻ってから、洗濯をして、シャワーを浴びて、ビールを飲みつつブログを書いたのですがが、午前2時に眠くなってしまい途中でベッドへ。

 

今朝は午前7時に起きて、ブログ書きを再開。

 

午前8時過ぎにホテルで朝食をとり、午前8時45分にホテルを出て、イスタンブールのオトガル(バスターミナル)へ。

 

今日はイスタンブールからバスで3時間ほどのエディルネという街へ。

 

エディルネと聞いてもピンときませんが、元の名前のアドリアノーブルと聞くと、聞いたことがあると反応する人もいるのでは・・・私もそうです。

 

バスターミナルは、ヨーロッパ側とアジア側をはじめいくつかあるようですが、エディルネへはヨーロッパ側・アジア側どちらからも行くことができますが、エディルナはブルガリアとの国境に近いところですから、ヨーロッパ側のバスターミナルへ。

 

バスのチケットは、Oblletというトルコのサイトから検索をかけて予約しました。

 

往復ともに、トルコ最大手のMETROバスを選択。

 

午前10時のバスを予約したのですが、海外では何があるか分からないので、余裕を持って早めにホテルを出ました。


ホテル近くにマルマライと呼ばれるイスタンブールの東西を結ぶ路線があるのですが、早速、反対方向の電車に乗車してしまい(苦笑)。

 

ちなみに、昨晩、最終の電車にギリギリ間に合ったのが、このマルマライです。

 

次の駅で降りて、逆方向の電車に再び乗車。

 

2駅移動して、地下鉄に乗り換えてヨーロッパ側のオトガル(esenler otogan)へ。

 

トルコは世界有数のバス大国で、バスターミナルも大きい、とは聞いていましたが、実際に行ってみたら、想像以上の広さと大きさにビックリ。

 


www.youtube.com

 

オトガルの大きさを動画で撮ったのですが、これを見てもピンとこないですね・・・すみません。

 

一体、何社のバス会社がターミナルに入っているのか・・・歩いていると、私にも呼びかけの声がかかります。

 

今は私のようにネットでチケットを購入して、ターミナルに乗りにくる・・・という人が多いと思いますが、ネットがない時代、ターミナルはものすごく活気があったででしょうね。

 

乗り場がどこだか分からないので、看板で見つけたMETROバスの事務所で聞いたところ、エディルネ行きは115番と教えてもらったので115番へ。

 

午前9時半過ぎで、すでにバスが止まっていたので、(珍しくちゃんとした対応だな)と思いつつ、念のために「エディルネ?」と聞いてみたら、言下に

 

 「NO!」

 

と。

 

隣のバスを顎で示したので、隣のスタッフに聞いてみたら、これもエディルネとは行き先が違うバス。

 

結局、出発時間の午前10時に到着したバスが、前面に「エディルネ」という看板が出ていました。

 

 

やっとのことで乗り込んだのですが、今度は座席番号が分からず。

 

自分の予約した席は27なのですが、通常は番号が書いてある荷物棚には何もなし。

 

たまたま、近くのシートに「24」というシールが貼ってあったのを見つけたので、そこから数えて自分の27のシートを確定。

 

細かなことなんですが、その細かなことが分かりづらい(苦笑)。

 

・・・が、後で気づいたのですが、座席のここに番号が書いてありました。

 


↑ ここには気づきませんでした(苦笑)

 

バスは15分遅れの午前10時15分に出発。

 

ドライバーの他に接客係というか、乗客サービス対応のスタッフの方も乗ってます。

 

最初は、トルコのハンドフレグランスを手にかけてくれ、その後は水を配ってもらえました。

 

USBポートはあるも充電はできず、Wi-Fiは飛んでおらず、トイレもない、というハズレのバスではありましたが。

 

行程を残り3分の1を残したあたりで、高速道路にあるPAのようなところでトイレ休憩。

 

 

予定の到着時刻は午後12時半でしたが、エディルネのバスターミナルに到着したのは午後1時過ぎ。

 

それも、結構な勢いの強い雨

 


エディルネのバスターミナル

 

地球の歩き方」には、オトドルからセルヴィス(無料のバス)が中心地まで出ている、と記載があるも、そんな気配は一切なし。

 

同時に、路線バスでも中心地に行ける、と書いてあるので、路線バスの乗り場を探すも案内も何もなし。

 

地元の人が何人か待っている場所が、長距離バスの発着場と反対側にあったため、(ここかな)と見当をつけて待機。

 

ちなみに、イスタンブールのバスターミナルから、英語はほとんど通じません・・・もちろん、エディルネでも。

 

「3A」・「3B」のバスが中心地まで行く、と書いてあったので、そのバスを待っていたところ、何台か後に到着。

 



雨の中を歩いて、ドライバーに英語でバスチケットを買えるか、聞いたのですが、とにかく現金では乗れないようで、指差す方向にあるボックスでチケットを変え、というジェスチャー

 

再び雨の中を走って、チケット売り場で購入しようとするも、バスは私を置いたまま発車・・・(待っててくれへんのかーい!)と(苦笑)。

 

20トルコリラでチケットを購入し、しばらく待った後のバスに乗車。

 

バスターミナルから中心地まで30分ほどかかる・・・と書いてありましたが、今日は土曜日のためか大型商業施設周辺が渋滞。

 

40分近くかかって、ようやく中心地に到着。

 

やはり雨が続いていたので、久しぶりに関市のゴミ袋の出番(笑)。

 

エディルネに来た最大の目的は、建築家ミマーリ・シナンの最高傑作といわれるセリミエ・ジャミィ。

 

イスタンブールのモスク(ジャミィ)をいくつか訪ねてみて、単純にモスクは美しい、と思うので、シナン自らが最高傑作と生前に話していたセリミエ・ジャミィを見てみたい、と。

 


↑ 生憎の雨でしたが、こちらがセリミエ・ジャミィ・・・世界遺産に認定されています

 


↑ しかし、残念ながらモスク内の大部分は工事中で、ほぼ観ることはできませんでした・・・まぁ、致し方ないですね

 

一部だけでも、観れたのは良かったです。

 


↑ ミマーリ・シナン銅像

 


エスキ・ジャミィ・・・エディルネで最も古いモスク

 

こちらも内部は撮影禁止でした。

 


↑ ウチュ・シェレフェリ・ジャミィ

 

左側のねじり模様のミナレットが特徴。

 

 

こちらのモスクは内部の撮影可でした。

 

モスクは大きな建物ですが、内部も細密に描かれていますね。

 


↑ 多くのレストラン等が並んでいて、大勢の人が歩いていました・・・写真には人はあまり写っていませんが

 

セリミエ・ジャミィの前には大型観光バスが停まってたり、バスを待つ団体客の人が大勢いたのですが、海外からの観光客というよりは、地元のトルコの人が観にきている印象があります・・・何となくの雰囲気ですが。

 

ありがたいことに、途中から雨は上がって青空も。

 

しかし、ずっと気がかりだったのは、帰りのバスのチケット。

 

中南米でもそうでしたが、カード方式で乗車する場合、ドライバーは現金では乗せてくれません。

 

上に書いた通り、エディルネも同じで、QRコード付のチケットを買わないと乗せてくれませんでした。

 

街中を歩きながら、どこかにチケットを買える場所があるはずなので探したのですが、それらしいところは見つからず。

 

観光案内所があったので、ラッキーと思うも、そのボックスは無人

 

英語が通じないので、アルゼンチン以来、久しぶりにGoogle翻訳先生に登場してもらい、「オトガルまでのバスチケットはどこで買えますか?」というトルコ語の文章を見せて、バスの停留所にいた人に質問。

 

・・・が、地元の人はバスカードを持っているわけで、単発のチケットの買い方をご存知なく、首を横に振るばかり。

 

バス停を諦めて歩いていたら、近くにMETROバスのカウンターが。

 

ここでもトルコ語の文章を見せたら、一言、「マーケット」と教えてくれました。

 

雑貨店のようなお店を探して、再びトルコ語の文章を見せたら、レジの前の機械を指差して、「チケット」と言ってくれました。

 

その瞬間、私の顔はパーッと明るくなったと思います(笑)。

 

しかし、110円くらいのバスチケットを買うだけで、50を超えたオッサンが結構なホンキを出す、という。

 

帰りのバスチケットが買えたので、やっと安心して遅めの昼食。

 


エディルネ名物はレバー揚げ・・・これが揚げたてて美味しくて、オカワリいけそうなくらいでした

 

短時間ながら、帰りの交通渋滞も心配なため、午後4時にバスに乗車。

 

このときも、しきりと掲示板の表示を気にする私を見ていたのか、停車したバスで合っているのかどうか、躊躇していた私に、座っていたおじいさんが、「オトガル」と声をかけてくれました。

 

ドライバーに、「オトガル?」と聞いたら、頷いてくれたので無事に乗車・・・おじいさん、ありがとう。

 

午後5時のイスタンブール行きのバスに乗車して、ほぼ予定通り、午後8時前に朝に出発したオトガルに到着。

 

ちなみに帰りのバスでは、お菓子とコーラが出てきました。

 

イスタンブール近郊の日帰りだったのですが、イスタンブールと比べて言葉の壁が大きいだけ、なかなか気疲れ(苦笑)する1日でした。

 

午後9時前にホテルに帰還。