今日はもともとウィーンの美術館めぐりを予定。
昨夕、あまりにも人でごった返している旧市街を歩き、アムステルダムの美術館の混雑を思い出し、昨晩、一番の目的であるベルヴェデーレ上宮を予約。
ネット予約して分かったのですが、ガイドブックには午前10時から、と書いてありましたが、実際の開館は午前9時。
朝イチの午前9時の枠を予約しました。
ホテルからは歩いてべルヴェデーレ上宮へ。
↑ こちらは国会議事堂
↑ こちらがベルヴェデーレ上宮
↑ 上宮からの光景
午前9時の開館に合わせて入館して、これまた一番の目的の絵画へ。
↑ グスタフ・クリムトの「接吻」
こちらも自分の目で見てみたい、と思っていましたので、ハーグのマウリッツハイス美術館のフェルメール「真珠の耳飾りの少女」に続いて、念願が叶いました。
↑ 同じく楽しみにしていたクリムト「ユディット」は、残念ながらベルリンに貸出されていました
↑ クリムト「フリッツァ・リードラーの肖像」
↑ クリムト「ヒマワリの咲く庭」
クリムトの絵画は、日本であまり観賞したことがありませんので、素人考えで「接吻」・「ユディト」の金色のイメージが強かったのですが、これまた当たり前のことながら、いろいろなタッチの作品がありました。
↑ エゴン・シーレ「死と乙女」
↑ ダヴィッドの「サン=ベルナール峠を超えるボナパルト」・・・5枚、同じ構図の作品があるようですね
その後、歩いて移動して美術史美術館へ。
↑ こちらもブリューゲル「雪中の狩人」・・・教科書に載ってましたよね
↑ フェルメール「画家のアトリエ」・・・今回の世界一周で7作品目ですかね
↑ ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」
↑ ラファエロ「牧場の聖母」(草原の聖母)
逸品ばかりの美術館ですから、写真を撮り始めたらキリがありませんし、撮った写真を載せ始めたらこれまた終わりがありません。
見応えがあり過ぎるほどの美術館でした。
続いて、美術史美術館から道路を渡って、少し歩いたところにあるレオポルド美術館へ。
↑ クリムト「死と生」
こちらもなかなか日本で会うことができないエゴン・シーレの作品を多く観ることができました。
どの美術館も、昨夕の旧市街の人の多さから考えると、そこまでは混雑しておらず助かりました
興味のない人には何の価値もないと思いますが、上に載せたような絵画と、場合によっては絵の前に一人だけの状態で観賞できるのは、これ以上はない贅沢です。
まぁ、ある意味、ネットやテレビで見ていた通りの絵・・・という面もあるのですが、私自身が実際に絵画を観て感じたことは、他の誰にも表現もできず、誰にも奪われないもの。
そして、何かのカタチになるわけではないですが、私の財産ですね。
続いて、ホーフブルグ王宮へ。
大きな王宮ですから、美術館等のいろいろな施設も入っているのですが、全ては観ることができないので、旧王宮の内部を見学することに。
皇妃エリザベートのシシィ・ミュージアムとセットのチケットでした。
シシィ・ミュージアムも旧王宮内も写真撮影は禁止・・・なので写真はありません。
美術館より、こちらの方が混雑していました。
ちなみにチケットを購入してから入館するまで20分の待ち時間がありました。
一旦、ホテルに戻ってから一休み。
午後7時過ぎに再びホテルを出て、今度はシェーンブルン宮殿へ。
事前に日本でコンサートのチケットを予約していました。
小雨の降る中、地下鉄・トラムを乗り継いで到着したのですが、宮殿自体はすでに時間外なのでキッチリと門に施錠。
灯が見えたので歩いて行ったら、そこはレストラン・・・正門に戻ったら、離れたところに人の姿が見えたので、声をかけて聞いてみたら、レストランよりさらに奥に歩いた場所が入り口でした。
宮殿内でのコンサートかと思っていましたが、宮殿敷地内の建物でのコンサートですね。
休憩も含めて1時間45分。
アンコールでは、ラデツキー行進曲・・・ウィーンフィルのニューイヤーコンサートとはレベルが違い過ぎますが、それでもウィーンでラデツキー行進曲を聴けたのが嬉しくて、ワタクシ、喜んで手拍子してしまいました(笑)。
帰りもトラム・地下鉄を乗り継いでホテルまで。
しかし、ワルシャワに続いて、またもやホテル最寄りの駅を通過してしまい隣の駅まで。
まぁ、歩ける距離なので問題はなかったのですが、何故、通り過ぎたのか、理解できないままホテルへ。