「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

10月19日のブログ「アルゼンチン雑感」

アルゼンチンの訪問をもって、今回の世界一周の一人旅では中南米の訪問は一区切り。

 

事前情報として、中南米の国の中では、アルゼンチンは「オアシス」と呼ばれていルそうですが、これまでの訪問国と比べると、その評価も納得できます。

 

これまでもブログで書いてきた通り、ブエノスアイレスの街はとても穏やかで、緑も多く落ち着いた雰囲気です。

 

メキシコシティパナマシティボゴタでは、都市の喧騒、というか、道路を走る車のクラクションや歩道に並ぶ屋台の呼び声など、喧しい雰囲気でしたし、それがまた街の魅力というか、特徴だったような気がします。

 

ブエノスアイレスでは、屋台の呼び込み等は見ませんし、道路も広く、緑の公園も多く、地区を選べば夜間も含めて一人歩きもオーケー、ですから、中南米の他の都市とは比べられないかもしれません。

 

これまで、中南米では公共交通カードを購入して、便利に活用してきましたが、アルゼンチンの公共交通カード(SUBE)は、たまたま手に入らなかったこともあり使いませんでした。

 

これが可能だったのも、ブエノスアイレスが歩いても危険が少ない都市だから、です。

 

ただし、SUBEを早めに手に入れて、使った方が便利なのは間違いありません。

 

アルゼンチン自体、アルゼンチンペソの暴落等を経験していて、ここ数年だけでも大きな変化の中にあると思われます。

 

ここ数日のブログの中でも、いくつかの施設の入館料・入園料に触れましたが、これは明らかにインフレの影響が大きいのだと思います。

 

気になっていたのは、こういう状況でアルゼンチン国民の生活はどうなっているのか、ということですが、短期間、旅行者として過ごした中では、特別に生活が乱れた雰囲気もなく、割と落ち着いてまわっている、という印象です。

 

もちろん、他都市と同じく、市街地を歩けば、そこかしこに路上生活者の姿や歩道に置いたクッションを目にしますが、地区を選べば身の危険を感じることはありません。

 

サッカーのマラドーナ・メッシという世界的なレジェンドを生み出した国らしく、いろいろなところでマラドーナ・メッシの肖像画・壁画を見ることができます。

 

公園等では、子ども達がサッカーボールを蹴っている姿がそこかしこで見られます。

 

一方、開催中のラグビーワールドカップでは、アルゼンチンは準決勝まで進んでいますが、これまで唯のひとりもラグビーボールを持った人を見たことがありません。

 

逆に言うと、こういうサッカー王国でもラグビーワールドカップでベスト4に入る、というのがスゴイですね。