「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

12月31日のブログ「2023年の大晦日を迎えるにあたり ~感謝とともに~」

2023年も残り数時間となりました。

 

今年を振り返ると、やはり9月21日をもって、市長職から退いたことがもっとも大きな変化でした。

 

 

これまでも何度も書いている通り、市議会議員時代から市長退任までの16年間半にわたり、多くの皆さんにこれ以上はない、というくらい、お世話になりました。

 

改めて、心から感謝を申し上げます。

 

誠にありがとうございました。

 

大学時代から「最長でも3期」と決めていたので、特に3期目に入ってからは、私の中では毎日が退任までのカウントダウンでした。

 

「最後の1分1秒まで市長職を全うする」、と次期市長選に立候補をしないことを表明した際に述べましたが、これは12年間、ずっと心がけてきたことでもあります。

 

自分自身で12年間の市政を評価・判断することはしません。

 

政治家たるもの、選挙も含めてすべて市民の皆さんが評価・判断すべきだと考えているからです。

 

評価いただけることがあればありがたいことですが、自分の力不足で至らなかったことで批判をいただくのも当然です。

 

ただし、12年間、手を抜いたことはないつもりですので、足らざるところも含めて、これが私のあるがままの姿、だったと思います。

 

高校時代に「いつか生まれ育った関市の市長になる」と志を抱いたのが、私の政治家としての原点です。

 

「志を持てば叶う」というような単純なことを言うつもりはありませんが、逆に、志がなければ市長になっていなかったことも事実です。

 

世の中で、若いときに抱いた志が実現する人の割合の方が少ないと思いますが、故郷・関市の市長として働くことができた12年間は幸せな日々でした。

 

 

改めて、感謝とともに振り返っています。

重ねてありがとうございました。

 

市長退任後、2か月間にわたり、世界一周の一人旅に出ました。

 

 

もともと(いつかは世界一周をしてみたい)と思っていましたので、思い切って出発をしたわけですが、挑戦して良かった、と思います。

 

市長時代、新規採用予定の内定者との面談の際、毎回、「T」の字の話をしていました。

 

人間には「T」の字が大切で、縦の棒は専門性・横の棒は教養の幅(大きく言うと人間の幅)であり、仕事をしていく上で当然に専門性を掘り下げていかなければならないが、同時に、意識して横の棒を伸ばすことを心がけると良い

 

という趣旨です。

 

専門性を深めることも簡単なことではありませんが、教養の幅を広げることは、もっと大変なこと。

 

自らかなりの強さで意識しないと、横の棒は伸びません。

 

今回の世界一周の一人旅は、私としてはこの横の棒を伸ばすために行った、とも言えます。

 

2か月間で、ぐんと横棒が伸びた・・・なんてことは簡単に言えません。

 

この経験をこれから伸ばすのも、伸ばさないのも、これからの私次第、だと考えています。

 

今年1年、大変にお世話になりました。

ありがとうございました。

 

良いお年をお迎えください。