「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 3rd

松下政経塾・塾頭 前岐阜県関市長(3期)&スタアラ世界一周

世界一周の一人旅を終えるにあたり

10月3日に日本を出発して以来、2か月間で22か国を巡ってきた世界一周の一人旅も終わりを迎えようとしています。

 

以前から「いつかは世界一周をしてみたい」と考えていたことが、旅をすることに決めた一番の理由です。

 

加えて、12年間にわたり市長を務めさせてもらいましたが、この間、すべての仕事は職員の皆さんにやってもらっていたので、一人で世界に出ることで、トラブルも含めてすべて自ら対応する体験が、私にとって必要だと考えていました。

 

さらに、職員の皆さんに対して、いつも「チャレンジ」と伝えてきたので、市長でなくなっても、私自身もチャレンジしなければならない、という思いもありました。

 

以前も書いた通り、訪問する国を決める際、今まで訪問したことがない国に行く、というシンプルな方針を決めました。

 

22か国の中で、ブラジル・ドイツ・インド以外の19か国が初めて訪問した国です。

 

メキシコ
パナマ
コロンビア
アルゼンチン
ウルグアイ
ルクセンブルク
ベルギー
オランダ
ポーランド
スロヴェニア
オーストリア
ハンガリー
スロヴァキア
トルコ
ギリシャ
ブルガリア
エジプト
アラブ首長国連邦
オマーン

 

改めて2か月間の自分のブログを読み返したのですが、振り返るとよくここまでまわれたな、という思いも浮かんできます。

 

仮に、「お金を全部出してあげるから、あと2か月、世界をまわってきたら」と言われても、「いえ、日本に帰らせてください」と答えますね(笑)。

 

すべての出来事に自分で対応するという点では、完璧に旅の目的は達成できました。

 

体調を崩したときもそうですし、騙されたり詐欺にあったり、ホテル・航空券・ツアーの手配をしたり、いろいろなトラブルが発生しましたが、なんとか乗り越えることができました。

 

チャレンジという意味では、上に書いた通りの2か月間でしたので、文字通り私にとってはチャレンジでした。

 

ただし、反省点としては、やはり事前の準備が圧倒的に不足していたことです。

 

本来であれば、最低でも半年くらい前から計画を立て、事前にしっかりと各国の政治・経済状況等も調べた上で訪問すべきでした。

 

順番が後先になってしまいましたが、帰国したら各国の状況について、改めて調べたい、と思います。

 

訪問したことで、同じ文章を読んでも、自分で体験した各国の状況が浮かんで理解がしやすいのでは、ということを期待しています。

 

活字中毒を自覚している私ですが、この2か月間で読了した本は塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」のみ。

 

帰国したら、落ち着いて本を読みたい、と思います。

 

51歳の無職の身で、2か月間も自宅を離れる世界一周の旅に行かせてくれた、妻・両親にも感謝です。

 

ブログを通じて、SNSでコメントなどを寄せていただいた方にも感謝申し上げます。

 

後30分ほどで、日本へのフライトの搭乗が開始されます。

 

皆さん、ありがとうございました。